以前私はフェイスブック株を保有していました。今となっては、早めに売却して良かったです。
売却理由は、個人情報の管理がずさんすぎると感じたからです。普通は企業の規模が大きくなると、コンプライアンス部門の経験がある社員を外部から入れたりして社内の管理体制を強化するのが通常です。
この会社は、ＣＥＯであるザッカーバーグの権限が強すぎるのか、広告で収益を上げることばかり優先して肝心の個人情報保護体制が整っていませんでした。
そして、問題が発生した際に根本的な対策を検討するのではなく、問題を矮小化しようとしたり、「社会全体の問題である」というような言い訳じみた他責の発言が多いと感じました。
最近では、リブラという仮想通貨を発行しようとしていますが、ビットコインとどう違うのかが不明です。まあせいぜい外部からハッキングを受けて、通貨の残高が０になるというような失態を起こすような予感はしますが。
インスタグラムの共同創業者ケビン・シストロム、マイク・クリーガー両氏が２０１８年に退社。クリス・コックス最高製品責任者が２０１９年３月に退社するなど、経営幹部の流出が相次いでいます。
業績自体は売り上げが前年比２８％増になる等、比較的順調ですが、今後も同社に対する米連邦取引委員会やEUからの逆風が収まる見込みもなく、再度投資する気にもなりません。