ESG投資の偽善性

ESG投資は、従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資のことを指します(経済産業省の定義)。

私はこのESG投資に資本主義とは相いれない偽善の匂いを感じてしまいます。単純に考えると、環境保護や社会貢献に費用を使いすぎると、株主のリターンは低下します。

本来は株式会社は株主のリターンを最大化するのが任務のはずです。二兎を追う者は一兎をも得ずという状況になるのではないでしょうか?

笑ってしまうのは、ESG投資を推奨する方々も「石油・石炭関連企業」やロッキードマーチンなどの「防衛企業」の恩恵の下に生活しているということです。

普段そのような方々も、化石燃料で走る車で通勤をして、戦闘機などの防衛力のおかげで日々安心して生活を送れるわけです。その様な企業を否定して、積極的に投資対象から外そうとする行為は偽善としか言いようがありません。

個人的には、企業は環境保護法制や証券取引法の基準を満たしていれば十分で、それ以上のものを求めるのはもはや営利企業の役割を超えていると考えます。

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